過去の出来事、技術、思想を未来の視点から再解釈するために書き残すブログメディア Hyperpast Journal(ハイパーパストジャーナル)。書き手は映像クリエイターのDAISUKE KOBAYASHIです。
春から夏へと季節が移る頃、僕がまず最初に取り出すショーツがある。それが、パタゴニアのトレイルフェアラー・ショーツだ。軽い、乾く、馴染む──そして何より、「主張がない」のがいい。
ランニングショーツのようで、街にも溶け込む

このショーツは、もともとトレイルランやアクティブな動きを想定した設計。でも、過剰なスポーティさがなく、見た目はごくシンプル。だから街でも違和感がない。
僕はこのショーツで、そのまま撮影に出かけ、帰りにスーパーに寄り、家でコーヒーを淹れて──そして翌日もそのまま履いている、なんてことが多い。春はレイヤリングの一部として、夏は単体で、1日中、1週間中、出番が絶えない。
汗をかいてもすぐ乾く
暑い季節は、汗をかくことが前提。だからこそ、速乾性は超重要。さらに、このショーツのモバイル性も大きな魅力だ。

くるっと丸めて小さくなり、バックパックやトートに放り込んでもまったくかさばらない。旅先やフィールドワークで「念のため」の一本として持っていき、結果的に「こればかり履いていたな」となることも多い。
とにかく軽く、乾きも早く、行動量が多い日ほどありがたみを感じる。
このショーツは化繊素材でできていて、濡れてもすぐ乾く。濡れたまま座っても肌に張り付かないのがありがたい。釣りでも川でも、雨に打たれても、すぐ元通りになるタフな相棒だ。
軽くて、動きを忘れさせてくれる
春の少し肌寒い朝には、テルボンヌ・ジョガーズの下にこのショーツを重ねて履くことも多い。気温が上がってくる日中には、ジョガーズを脱いでこのショーツ一枚になる──そんなレイヤリング的な使い方もできるのが便利だ。パンツとしてだけでなく、行動中の温度調整ギアとしても機能してくれる。
動いている最中、自分がショーツを履いていることを忘れる──それがこのショーツの特徴のひとつ。
ふだんの撮影や移動、ちょっとした山歩きでも、動きにノイズを感じない。ストレスがないというのは、思考を自由にする。
気づけばこればかり

ちなみに、夏はほぼ毎日このショーツを履いている。他のショーツを履こうとしても、手が自然とこのトレイルフェアラーに伸びてしまう。暑さ、動き、汗、そして急な予定──そのすべてにこれ一枚で対応できるからだ。
ショーツというのは、「これ一枚あればいい」と思えるものに出会いにくい。丈、シルエット、生地感──そのどれかが気になって、結局他と併用することが多い。
でもトレイルフェアラー・ショーツは違った。何も気にならない。気づけば手が伸びている。気がつくと、こればかり履いている。
気配を消して、でも確実に快適さを提供してくれる──そんな、縁の下のショーツだ。
Comments by daisuke kobayashi
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