過去の出来事、技術、思想を未来の視点から再解釈するために書き残すブログメディア Hyperpast Journal(ハイパーパストジャーナル)。書き手は映像クリエイターのDAISUKE KOBAYASHIです。
今回はULフィッシング時の限界を探ってみたいと思います!
『ULフィッシング』では、考え方やギアなどを紹介したり、まとめていきたいと思います。 思えばULフィッシングについて少しだけ触れてきましたが、 じっくりと記事を書いた事はありませんでした。ですので、シリーズ化してUL フィッシングについてじっくりと書いてきたいと思います。
こちらにまとめていきます👇️

日本最大の釣りウェブメディア『釣りハック』にて記事も寄稿しておりますので、こちらも参考に。
はじめに
ULフィッシング(ウルトラライト・フィッシング)は、基本的には小型ルアーや軽量タックルを駆使し、釣りを楽しむスタイルです。一方で軽量タックルでありながらも、どこまで大物を狙うことが可能なのでしょうか?
一般的にULと聞く、ロッド表記の関係もあり、アジやメバルを中心としたライトな魚がメインターゲットと思われるかもしれませんが、実際にはターゲットや戦略次第で驚くほどの大型魚を狙うこともできます。
事実、僕は同じタックルで豆アジからランカーヒラスズキまで釣ってきた経験がありまして、そうした経験からどっぷりとULなタックルを使った釣りにハマってしまい、それをULフィッシングとして自分の中で確立することにしたのです。そのアンサーがこうした記事と思っていただけたらと思います。
本記事では、ULフィッシングの限界を探り、最軽量タックルを駆使してどこまで大物を狙えるのかを実体験の上、書いていきたいと思います!
ULフィッシングの可能性
ULフィッシングは大型魚に対して有効な場面が多々あります。しかし、課題としてはラインの細さ、ロッドの強度、リールのドラグ性能が挙げられます。これらの要素をどのように最適化し、大型魚と対峙するかがポイントとなります。
軽量ルアーとターゲットの関係

ULフィッシングでは軽量なルアーを扱うことが基本ですが、この軽量ルアーが大型魚に効くシチュエーションは多々あります。例えば、プレッシャーが高いフィールドでは、小型ルアーの方が警戒されにくく、結果的に大型の魚がヒットしやすくなることがあります。
またベイト(魚が食べている餌)が小さい場合は小さいルアーが有効となる場合も多く、それに合わせてやることで思った以上の魚に出会えることがあるのです。

魚は意外にこういった小さなモノに反応することが多い。これは場所や季節も関係するので、多くの自然を観察する必要もあります。
タックルのカスタマイズで可能性を広げる
ULフィッシングで大型の魚を狙うには、通常のタックルセッティングを見直す必要があります。もっと言えば常識を疑うことが良いように感じます。
僕はライトなタックルに、 2000番から2500番代を使い、PE1号を基準として使用しており、無駄に太いリーダーとのアンバランスな組み合わせを使用しています。
ターゲット次第ですが、同じタックルで25lbを使うことがあれば5lbを使うこともあります。要はめちゃくちゃです(笑)。
PEライン1号の推奨 – 軽さと強度のバランス
ULフィッシングでは細いラインを使うと思われることが多いのですが、強度とのバランスを考えると、僕はPE1号を基準にするのがおすすめです。PE1号のラインは、軽量ルアーをそこそこ遠投できる能力を持ちつつ、いざ大物がかかった時の強烈な引きにも対応可能です。
0.8号も使うことがありますが、0.8号だと心もとない時が多々ありまして、結果1号に収まっています。
PE1号を選ぶ理由
- 飛距離と操作性:細すぎるラインは風の影響を受けやすくなるため、適度な強度と細さを持つPE1号が最適。
- 強度と耐久性:大物とのファイトにおいて、リーダーと組み合わせることでトラブルを減らし、ラインブレイクのリスクを軽減。
大物を狙うためのタックルセッティング
ULフィッシングで大物を狙う際には、僕はラインさえ太ければその他のタックルの選択は重要のようで重要ではありませんが、参考までに書いておくとLクラスのロッドがあれば、アジからランカーのスズキまで獲れると感じていますので、タックルひとつで幅広く楽しめます。
タックルはまた違う機会に紹介したいと思います。
ULフィッシングで狙える大物ターゲット
ULフィッシングの魅力の一つは、小型タックルで大物に挑むスリルです。僕はULフィッシングのスタイルで、今までこんな魚たちを釣ってきました。
シーバス(ヒラスズキも含む)

今思えばこれがULフィッシングがはじまる前夜でした。アジ用タックルに1号を巻いた2500番のリールでメバルを釣っているとまさかのランカースズキがヒット!
ロープが入り組むポイントで、魚は何度も流れに乗り、何十回とエラ洗いされまして、絶対に獲れない!と思っていましたが、粘りに粘って獲れまして、ここが僕のULフィッシングの始まりだったように思います。
5cm程度のミノーで釣りましたが、小さなルアーだとフックの食い込みも良く、バレにくいのも特徴としてあります。

そしてランカーヒラスズキ。こちらもアジ用ロッドで、ランカーサイズはULフィッシングスタイルで何度も釣っていまして、「意外にランカー獲れえるな…」と経験値アップにつながった魚でした。
マダイ

マダイも結構釣れる魚で、そして意外に獲れる魚でもあります。口元が硬いのでフックを折られることも時々ありますが、ライトなロッドのしなりを使い、ソフトにいなすといけるのです。
チヌ(クロダイ)

マダイが釣れるならチヌももちろん釣れます。ただ警戒心が高い魚なので、チヌを狙うのであればリーダーは細めに設定します。
ハマチ

ハマチもULフィッシングのターゲットで、昨年ようやく釣ることができました!(写真はショアジギングで釣ったハマチです)
アジ用タックルでハマチをかけるスリルは、ガチガチのショアジギングロッドでは絶対に味わえない引きで、一度味わったら忘れられません。
いつかULフィッシングでブリを狙ってみたいと思っていますが、流石にそれはやり過ぎかなとも思っています(笑)。

他にもマゴチやエイ、ダツ、ブラックバスなどなどもターゲットとしていまして、すべてをULにすると必然的にターゲットが増えるものなのです。
まとめ
ULフィッシングにおいて、軽量タックルでどこまで大物を狙えるかという挑戦は、単なるテクニックの問題ではなく、非常識なタックルバランスの最適化と戦略的なアプローチが必要です。
PE1号を基準にし、適切なロッドやリール、ショックリーダーを組み合わせることで、軽量装備でも十分に大物を狙うことが可能になります。
そして、たまたま大物が掛かって獲れたのではなく、確実に獲れるように事前に解っておくことも大切です。
これからもULフィッシングの限界を探求し、さらなる釣りの可能性を広げていきたいと思っています。皆さんもぜひ、UL Fishingも参考にしながら、新たな挑戦に挑んでみてくださいね!
Comments by daisuke kobayashi
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